10月8日 差別って何?

 今朝は、1,2年生の教室でボランティアの皆さんによる本の読み聞かせがありました。

 1年生の様子です。


「あっ、今日の読み聞かせは○○君のお母さんだ!」と、嬉しそうに教えてくれる子がいました。


「3匹のかわいいオオカミ」3匹の子ぶたの逆バージョンのお話です。

 3匹の狼たちはおうちを作ります。しかし、煉瓦でつくっても、コンクリートで作っても、鉄で作っても、乱暴な豚に壊されてしまいます。ダイナマイトで壊されたときには、こどもたちがざわめきました。

 2年生の様子です。「3枚のお札」でした。和尚さんがとんちで鬼婆から小僧を助けるお話でした。

 今日もこどもたちはお話の世界を楽しみました。ボランティアの皆さん、ありがとうございました。

 


6年生 道徳「差別のない社会を求めて」

「これはローザというアフリカ系アメリカ人の写真です。」


 逮捕されたローザの写真を見て、こどもたちから「悪い人なんですか?」「犯罪を犯したの?」などと声が上がりました。


 「ローザはバスに乗っていたのですが、白人に席を譲らなかったことで逮捕されたのです。」と先生が説明すると、「うそ!ひどい。」「人種差別だ。」「理不尽だよね。」という反応が返ってきました。


「『不公平だから、差別だ。』という人がいたけれど、妊婦さんの優先席は差別なのかな?」「それはいいんじゃない?」「差別とは言えないかな。」

「じゃあ、障害がある人向けの割引運賃は?」「コロナがうつるから近づかないでと言われたら?」「お姉ちゃんなんだから我慢しなさいと言われたら?」「男の子だから、そんなことで泣かないでと言われたら?」先生の質問を通して、こどもたちは差別について考えを深めました。「差別って、社会の中で不当な扱いを受けることなんだね。」


 牧師のマーティン=ルーサー=キング=ジュニアは、ローザの逮捕を知ると仲間とともにバスのボイコット運動を始めました。雨の日も暑い日もアフリカ系の人々はバスを使わず、人種差別撤廃を訴えたところ、翌年、肌の色で座席を分けるのは憲法違反であるという判決が出されました。


 「差別をしてしまうのは、なぜでしょう?」差別の原因となるものを考えました。「自分と違うからかな。」「男だからとか、女だからとか、昔からのイメージがあるよね。」「みんなが納得すると安心できる。みんながどう思っているか気になるよね。」
 

 ワークシートに差別せずに公正でいるために必要なことを書きました。校内研究の研究授業で、たくさんの先生が授業を参観しました。

「他の人のことを共感できる心や尊重することが必要なんじゃないかな。」

 「人の特徴をポジティブに見るといいんじゃないかな。『あの人うるさい』じゃなくて、『いつも元気』みたいに。」


最後に、これから自分にできそうなことについて考えました。

「発言する前に最終確認が必要だと思います。SNSでもユーチューバーがノリで言ってしまったことが炎上するじゃないですか。だから、口に出す前に最終確認が大事だと思います。」

 「外見ではなく、中身を見ることが大事。」「自分のイメージや思いを周りの人に押し付けてはいけない。」「みんなが差別しない心が必要。」こどもたちは自分事として、公平・公正について考えることができました。

 8日の給食。ご飯、牛乳、豚肉の生姜焼き、きゅうりのピリ辛漬け、引き菜汁です。生姜には、体を温める効果があります。また、豚肉を柔らかくしたり、風味をよくしたりする効果があるそうです。具だくさんの引き菜汁もおいしくいただきました。


 昼のテレビ放送では、17日に行われる泉まつりのコマーシャルが流れました。こどもたちがとても楽しみにしている児童会のお祭りなので、うきうきしながら画面に見入っていました。




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