2月12日 3年生 本物の土器
今日は文化財課の先生にゲストティーチャーとして、3年生に授業をしていただきました。
文化財課の狩野先生と三浦先生です。以前にも陸奥国分寺や薬師堂について、いろいろ教えていただきました。
「みんなが住んでいる地域から遺跡が発掘されているんですよ。この地図の黄色い部分です。」「ええー、そうなの?」
道路や線路、駅や家などの建物を作るときに大きな工事をしますが、工事の前に発掘調査をするそうです。その際、仙台市内で見つかったものをたくさん持ってきていただきました。
約5000年前の土器です。高柳遺跡から発掘されました。粘土を焼いて作った器で、大量に出土したそうです。
約1200年前の瓦です。お寺などの屋根にあるタイプで、粘土を窯で硬く焼いて作ったそうです。
市内の交通が移り変わる様子を写真で確認しました。「これはどこの写真だと思いますか?」「仙台駅じゃないかな。線路が見えるよ。」
今と昔の仙台駅の様子を比べて、人や建物、車の数が違うことを確認しました。
仙台駅には東北本線、仙山線、仙石線が通っていましたが、東北新幹線や仙台空港アクセス線も開通して、利用する人が多くなったことを教えていただきました。
50年前には市電もありました。人口も増えたのに市電がなくなったことや大きな道路が作られたことを、写真を見ながら学びました。「宮城野萩大通りの今と昔の写真です。左が昔の写真だけど、赤い部分が道路になったんだよ。」「えー、そうなんだ!」
「その時の発掘調査で出てきたのがこれです。」
「これは土師器(はじき)といわれるもので、今から1000年前の人たちが使っていた食器です。」「すごーい!」
狩野先生と三浦先生に話に子供たちから驚きの声があがりました。子供たちは興味深く土器や写真などの資料を見たり、交通の移り変わりを理解したりすることができました。狩野先生、三浦先生、楽しい授業をありがとうございました。
今日は1,2年生を対象に、読み聞かせボランティアの皆さんによるスペシャルブックタイムもありました。はじめは詩の紹介でした。面白いイラストにクスクス笑いながら聴き入る子もいました。
続いて「ピコのそうじとうばん」という本の読み聞かせです。挿絵をテレビ画面に映して読んでいただきました。
たった一匹でドーナツ池のやかんに住むピコ。池の掃除をみんなですることになりましたが、他の生き物とは姿かたちが違っていて、仲間に入れてもらえません。子供たちは、寂しいピコの気持ちを感じながらお話に聞き入っていました。ハンザキの「全部同じところがなくちゃダメなのではなく、同じところが1つでもあれば仲間なのだ。」という言葉が印象的でした。
最後は劇「ビッグ ハングリー ベア」です。子供たちが喜ぶ繰り返しのパターンがあるお話でした。「ソーデイサルレイタス」と言いながら、ビスケットの材料を買いに行った男の子の前に突如現れた ビッグ・ハングリー・ベア!大きな腹ペコクマに男の子は飲み込まれてしまいました。
女の子もおじいさんもおばあさんもみんな、大きな腹ペコクマに飲み込まれてしまいます。
最後に残ったリスが大活躍。みんなを救い出しました。
あっという間の1時間。子供たちはお話の世界にどっぷり入って、楽しい時間を過ごすことができました。読み聞かせボランティアのみなさんにお手紙を渡して、感謝の気持ちを伝えました。子供たちは、朝の読み聞かせも、スペシャルブックタイムもとても大好きです。ありがとうございました。
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