いじめ防止きずなキャンペーン お話朝会

  仙台市では5月と11月に「いじめ防止『きずな』キャンペーン」を行っています。きずなには「き」みたちは 「ず」っと 「な」かま という意味が込められています。この期間に学校ではいじめをなくすための様々な取組を行います。今日はお話朝会で校長から子供たちにいじめ防止について伝えました。

 「今日、私は、心を持ってきました。普段は目に見えませんが、今日は特別に見えるようにしました。そしてこれはいじめの矢です。どんないじめがあると思いますか。先生はこれから、いろいろないじめの矢を心に刺します。」

 

 「悪口の矢、いやがらせの矢、いじわるの矢、無視や仲間はずれの矢、からかいの矢。いじめられた人の心はこんなふうに たくさんの矢が刺さっています。実際にはもっと たくさん刺さっているかもしれません。学校に来たくなくなったり、家から出られなくなったりする人もいるのです。」

「こんなふうにいじめの矢が突き刺さっている友達が周りにいたら、みんなはどうしますか?心が壊れてしまう前に、いじめの矢を抜かないといけません。でも、いじめの矢は自分で抜くことができないのです。」


「どうやったら矢を抜くことができるのでしょうか?周りの人が、やさしく接してくれれば矢は抜けます。『一人じゃないよ。ぼくが一緒にいるよ。』『大丈夫だよ、私がついているよ。』『心配ないからね。』『君の味方だよ。』こんな言葉をあけてもらえると矢は抜けるのです。いじめた人が反省して謝ることでも矢が抜けます。」

 
 「全部の矢を抜くことができました。良かった。良かった。みなさんの周りにいじめの矢が刺さっているお友達がいたら、声をかけ、励ましていじめの矢を抜いてあげてください。もし、自分に矢が刺さってしまったら、がまんしないで『助けて』と周りの人に言ってください。」

「もう一度この心を見てください。いじめの矢が抜けたあとはどうなっていますか?穴が残っています。全部抜いてもいじめの跡は残るのです。消えないのです。10年たっても、20年たって、忘れることはできません。だから、いじめは絶対になくさなければいけないのです。」


 「自分はそんなつもりはなくても、相手にとってはいやなことをしてしまっている場合もあります。
同じ事を言ったりやったりしても、矢が刺ささる人と刺さらない人がいるのです。ちょっとしか刺さらない人もいるし、グサグサ刺さる人もいます。自分はいじめているつもりでなくても、いじめになってしまうことがあります。相手の気持ちを考えるということが大切なのです。」

子供たちは真剣に話を聞いてくれました。各クラスでも先生からいじめ防止について話があり、いじめについて考えを深める機会となりました。
1年生にとっては初めてのテレビ朝会でした。私と顔を合わせると、「朝、テレビに映ってたよね~。」「校長先生、心の話してくれたね。」「校長先生、お話ししてくれて、ありがとうございました。」などと声をかけてくれる1年生もいました。
 
 スポーツフェスティバルが今週末に迫りました。各学年の練習も気合いが入っていました。5,6年生は、はっぴやはちまきを身に着けて練習に臨みました。日に日に仕上がってきています。


21日の給食。ご飯、牛乳、揚げしゅうまい、もやしときゅうりの塩だれ和え、味噌春雨スープです。子供たちに人気の中華料理の献立です。スープには練り胡麻が入っていて、味にコクがありました。



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